イージュエリー代表の長澤です。
2020年1月
「今年で現役生活を終えるべく勝負の1年と覚悟を決め、10月に開催される日本選手権で、自身初のTOP10入りを目指し、苦しくなった時、立ち止まりそうになった時にパワーを貰えるお守りとして、左手の親指に着けるオリジナルのリングを作りたい」
そう相談してきてくれたのは、プロトライアスリートの高嶺 直美選手
打合せから完成までの経過は、Vol.1~Vol.5にて長丁場連載してきました。
しかし、この数ヶ月で彼女のトレーニング環境、いや、世界中の状況が考えもしなかった大変な事態に…
2020年6月
完成したリングをやっと渡せた時、彼女の口から「現役引退を来シーズンの日本選手権ゴールまで延ばす」と聞きました。
本来なら、まさに今この時期に開催されていたはずの東京オリンピックに出場することが叶わなかった世界中のアスリートも、それぞれがいろんな思いを抱え決断を迷っていることでしょう。
1月に会った時、相当な決意を感じた今シーズンにかける思いを、もう1年持ち続けるのは並大抵のことではないはず。
実際、3月~4月の自粛期間中は故障があったり、気持ちが切れてコーチとぶつかったりしたそうで。
2020年7月
トレーニング中もリングを着ける時が多いと聞き様子を見に。
とりあえずコーチに反発はしていない様子、笑。
じつは自分がトライアスロンを始めた時のメインコーチが写真左の梅田 祐輝選手。Vol.1で日本選手権を走る男子選手の写真は梅田コーチ(真ん中)
ランのトレーニングでよく着けてくれているとか。辛く苦しい時に、このリングを作ろうと思った時の気持ちを思い出し乗り越えるパワーアイテムになってくれれば作り手冥利に尽きます。
レース中は厳しい表情だけど、普段はキラキラ笑顔が印象的な直美ちゃん。
「True to Myself/自分らしく」
現役最後のゴールを迎えるその日まで全力で応援します!